財布落とした

財布を落とした時に免許証を紛失してしまった場合、まず警察に紛失届けを出しましょう。届けには「遺失物の内容」を記入する項目があるので、そこに「免許証」と書いておけば大丈夫です。そうすることで万が一免許証を第三者に悪用されたとしても、警察の方で紛失情報が共有されているので、自分が疑われずに済みます。

 

警察に届けを提出した後は免許証の再発行手続きを行います。免許証にはキャッシュカードやクレジットカードなどとは違い、「利用停止」という概念がないので（免許証の更新をせずに有効期限が切れて失効することはあります）、利用停止手続きを取る必要はありません。

 

再発行手続きは紛失した免許証に書いてある住所の管轄の警察署、試験場、免許センターで行います。ただし、住んでいる地域によってはこの限りではなく、警察署で手続きが取れない場合もあります（警視庁では対応不可）。たとえば、東京や神奈川などの地域がそれに当てはまります。

 

そのため、免許証の再発行手続きを行う時は、まず「自分が住んでいる地域ではどこの施設で手続きを受け付けているか」を確かめておかなければなりません。再発行手続きによって免許証に記載する住所が変わるのであれば、その変更先の住所を管轄する警察署、試験場、免許センターで手続きを取ります。

 

免許証の再発行手続きの必要書類は申請書、紛失顛末書、証明写真、身分証明書、印鑑となります。このうち申請書と紛失顛末書は警察署、試験場、免許センターで入手することになります。

 

身分証明書は免許証がないので、健康保険証やパスポート、年金手帳などを利用しましょう。印鑑は認印でも大丈夫です。証明写真は免許センターに設置されている写真機を使えば手軽です。縦3cm×横2.4cm背景なしで顔がはっきりと映っていれば問題ありません。

 

ただし、これらの必要書類は地域ごとに細かい点が変わる可能性があるので、事前に最寄の警察署、試験場、免許センターに問い合わせておきましょう。

 

再発行の手数料は3,500円で、仮免許証の場合、1,100円程度となります。免許証の更新ついでに再発行する場合はかからず、その代わり更新の手数料がかかります。再発行受付時間は平日の8時30分から17時が基本です。免許証の更新ついでに再発行する場合は休日でも対応していることがあります。

 

ただし、警察署では更新＆再発行手続きは基本的にできません。受け取りまでの日数は試験場、免許センターなら即日、警察署なら後日となります。